ハッピーエンドじゃ終われない

模範的で献身的に仕事を続けている、実に絵に描いた理想が出てきた看護師も存在する。素直に尊敬する。それだけの熱量、それだけの気力。それだけの思いをしっかり持って働いているのだろう。素晴らしい。全ての看護師がそうであれば、わたしたち看護師も、あなたたち病院を利用する側も、とても幸せですね。ハッピーエンド。皆幸せに暮らしましたとさ。

さておきみなさま。わたしから一つ言わせていただきたいことがあるとすれば、わたしだけが全てだと思わないでほしい。表現は自由であるべきだと思う。わたしの意見は変わらない。あなたも変わらない。交わらない平行線上にいる者たちが分かり合えることはない。看護師間ですらありえる話。年齢も性別も生きてきた環境も職業も違う者たちが、満場一致で分かり合える日はこない。それを念頭に置いてほしいな、と思います。
わたしが発信しなくなっても、同じように考えている方はごまんといると思います。普段は秘めた、潜在的な気持ちを書き連ねているので、汚い部分、裏側を知りたくなかった。聞きたくなかった、っていう方はいるとは思うのですが。
ってまぁ、その分違うよ!もっとわたしはこう思う!って方も同じくらいいるとは思うので、みなさま、希望ももってくださいね。ダークサイドに落ちた者たちだけでなく、希望もまた存在しますよ。よかったですね。


それはそれとして、せいぜい、一つの病院で数人しかいなかった、早い段階での退職・休職ドロップアウト組が、わたしの周りにはたくさんいる。
ツイッターのタイムラインには、毎日のように「休職しました」「退職しました」「心療内科に受診したら、◯◯と診断された」
見慣れてしまったくらいよく見た文字列。
あぁ、しんどかったんだね。皆辛かったんだね、わたしだけが環境と患者と人間関係に悩んでいたわけじゃなかったんだね、と思えるので、心の拠り所のように思ったりする事すらあります。
あまり、看護師の裏アカウントというのは大きい界隈ではないので、今回、わたしのブログで物議を醸してしまい、他の方たちにまで矛先が向かないことを祈るばかりではあるのですが。

ある程度、働いている上で辛さを抱えるのは看護師に限ったことではないでしょう。
営業も大変だけど?事務も辛いよ。飲食はブラックだよ。給料も安いし。といった意見もあるでしょう。現にそういう他職種の人たちのツイートを拝見したこともありますし。
ただ、今介護環境、医療現場の人手不足や苛烈さが取り上げられているので、なんとなく、みなさまの目に留まっただけ、今回は看護師という職種の番だっただけ。いずれは忘れてしまうようなことなのでしょうが、ちっぽけな1人の看護師の心の濁りを吐き出す捌け口として、話題と気力が続く限り続けていく所存でありますので、みなさま、ご理解のほどをよろしくお願いしますね。
それではまた、ごきげんよう