2019-01-01から1年間の記事一覧

看護師だからこそ身内介護にイライラする

病院で働きながらする看護と介護、自宅でする家族介護、そこに何の違いがあるのだろうか。そう、個人への思い入れと抱く感情の差である。 病院で見ず知らずの人間の介護をするのと身内の見知った者の介護をするのは精神的負担が大いに違う。 「家族のお気持…

看護業界への復讐と

フォロワーさんに、「わたしは復讐するために看護師を続けている」と言っていた人がいた。イマイチしっくり来なかったが、言葉を反芻する度に、なんとかなく意味がわかってきた気がする。わたしも、復讐のためにこの現場に居座っているかもしれない。と、言…

泣かしやがった。 お局が新人を泣かしていた。休憩中、新人のひとりがいる前で、延々他のスタッフにあれができていない、これができていない、と下品な口調で語気を荒げて話していたせいだ。近くにいた新人には丸聞こえ、神妙な、居心地の悪そうな表情をしな…

フレッシュマインド

1年目の新人看護師の頃、夜中には中途覚醒して過呼吸を起こす、朝6時台に目覚ましをかけて、重だるい身体と気乗りしない心を、なんとか誤魔化しながら無理やり引きずりながら出勤する。電車の中では覇気のない表情をして、どんより、という効果音がぴったり…

職業:看護師

看護師のイメージ。優しくて、丁寧で、親身に身を粉にして、熱心に尽くしてくれる、無条件に慈しんでくれる存在。一般ではそんなイメージでしょうか。でも実際は違う。優先順位は命の有無。最悪、患者が生きている状態を維持していればよい。軽傷に丁寧に時…

憎しみの果てに

なんて平和な世界を、他の人は生きているんだろう、と考えてしまう時がある。看護師をしていたら、看護師としかいられなくなる。よく聞く言葉だ。それは単に、仕事の休みが不定期だから、同じく不定休の看護師仲間としか遊べなくなるよ、という意味合いのみ…

優しくなれないデイバイデイ

永遠の下っ端気質。気持ちの上ではまだまだ新人気取りなのですが、立場上紛れもなくわたしも新人ではなくなり、何世代か後輩というものができるようになりました。新人は可愛い。ひとつひとつ、全部に緊張して怯えているようで、守ってあげたくなるし、かま…

いびりはお局のたしなみ!

厳しいのといびりは似て非なるものだと思う。厳しいのは患者のためであったり、業務を円滑に進めていくために必要なものだと理解できる。いびりは単なる嫌がらせだ。相手に不快感を与えたらそれはもういびりなのだ。言葉尻ひとつ、指摘ひとつ、伝え方や言葉…

お局としての軸がぶれている

お局にはお局たる所以がある。誰も良い言葉としてこの言葉を使わないように、この「お局」として表現されるということは悪いマイナスイメージが付いて回る「負」の言葉なのだ。つまり、この言葉で形容される者は誰かしらから「よくないイメージ」を持たれて…

嫌な患者

患者の好き嫌いはバリバリあります。人間なので。よく笑う、お礼を言ってくれる、茶目っ気がある、それだけで好印象になるのはやはり自分たちが人間なので当たり前。接され方によって不快にも好感を持てたりもする。しかしながら、圧倒的に「嫌な患者」とい…